ラジオNIKKEI様の番組「農のミライ」にお招きいただき、当社が2023年から実施している「東京モルト」プロジェクトと食料自給率100%を実現させるための展望について、日経新聞編集委員兼論説委員の吉田忠則様とお話させて頂きました。
(ラジオNIKKEI様ホームページからお聴きいただけます。)
https://www.radionikkei.jp/podcast/agri/20251break_century.html
関西の自治体で農政業務に携わり始めた時から、なぜ消費者が1000万人近くいる近隣ではなく当たり前のように遠隔地に向けて出荷しなければならないのか、という疑問や違和感がありました。
無駄に感じる商流を変え地域の循環を作るには、農業の出口(生産物の販売)を広げる施策が極めて有効だと考え、解決手法の1つとして農業/生産者/畑について消費者に理解を深めて頂くための食育活動に取り組んできました。
食料自給率がカロリーベースで38%の日本は、外交では必ず食糧安保を意識せざるをえない状況にあります。
62%を海外から分けて頂いているという事でもあり、この状況は日本にとって良いといえるのでしょうか。
良くないのではないか、と多くの方がお考えではないでしょうか。
日本国内で消費者と生産現場を循環させるためには、まずは消費者が国産を購入するという行動が不可欠です。
この循環を大きくしていくには、楽しく多くの方に日本の農と食と一次産業について感じて頂くことが大切だと当社は考えています。
当社立ち上げ前より、サツマイモを植え付け、収穫して、芋焼酎に仕込んで、サツマイモもお酒も楽しむプロジェクトを関西で10年以上続けてきました。
2023年からは、より消費者が多い東京で麦からウイスキーを作る市民参加型のプロジェクト「東京モルト」を開始しました。
アメリカやフランスと同様に日本の食料自給率を100%とするために、当社のプロジェクトを充実させつつ、いろいろな方々と連携/協働し同様の取組を広げていけるようにBREAK CENTURYは邁進してまいります。